僕は、秋田県という全国的に見ると田舎に部類する地域に住んでいます。秋田は夜9時以降になると車通りがチラホラしかなくなり、あまり夜遊びには向いていない地域かもしれませんが、自然がいっぱいで僕は気に入っています。
そんな秋田在住の僕も、大学を中退してから華の都「東京」へ上京した経験があるのですが東京ってすごいですよね?ビルとビルがひしめき合い、人々も皆活発に毎日を過ごしているのを見てとても刺激を受けました。
しかしながら、東京という地が僕には向いていなかったのか結局3年間生活して秋田に帰って来てしまったのですが、東京で生活していて衝撃を受けたことがありましたので今回お伝えさせて頂きます。
言葉が通じなかった
いや、厳密に言うと「方言」が通じなかったと言ったほうが正しいですね!
僕の中では標準語だと思い込んで使っていた訳なのですが「実は標準語ではなかった!!」とカルチャーショックを受けました。
しゃっこい
僕の勤務先で湯たんぽの話しになった時です…
同僚「最近湯たんぽ使ってるんだけど、暖かくていいですよ」
僕「でも時間が経つとしゃっこくならないですか?」
同僚「…。?エッ?聞き取れなかった!ごめん!」
僕「しゃっこくならないですか?朝方とかになると」
同僚「しゃっこい?…どうゆう意味ですか?(笑)」
?!ッ
こいつ日本人なのかッ?!
そう思い…
僕「しゃっこいですよw冷たくなるとも言いますけどねw」
同僚達「エッ?それ秋田の方言?!w全くわかんないわw」
僕「エッ?標準語じゃないんですか?」
同僚達「違う違う!w初めて聞いたよ!むしろリアルに聞けて嬉しいわw」
僕「…赤面」
僕が間違っていました。華の都で秋田を丸出しにした瞬間です。
この時は恥ずかしかったな~。全国共通語だと思ってたのに違うのね。しゃっこいって。
それから僕は堂々と「冷たい」と話すようになりました。
なべっこ
秋田では小学校の時に必ずと言っていいほど「鍋っこ遠足」という行事があります。
これはただの遠足ではなく、到着した先で鍋に火をかけ「カレー」や「うどん」などを作りみんなでワイワイ楽しむという行事なのです。
しかし、東京の勤務先で秋のレクリエーションをしよう!と言うことになり各自アイディアを出し合っていた時です…
同僚達「じゃ一人ずつアイディア出して行こう!だんごは何がいい?」
僕「なべっこがいいんじゃないですか?多摩川とかで!」
同僚達「エッ?…なべっこ…?wなんだよそれ?w」
僕「エッ?!バーベキューと違って鍋料理をやるんですよ?河原で」
同僚達「知らねえーw秋田ではそんなことしてるの?w初耳!」
僕「…赤面」
僕を二度も赤面させた同僚達には殺意が芽生えましたがグッこらえ「なべっこ」というフレーズは封印させて頂きました。
なげる
皆さんはゴミを処分するとき「捨てる」と言いますよね?しかし、秋田では「捨てる」の他に「なげる」という言葉も使います。
「あっ!このゴミなげといて」といった感じで使うのですが、これも東京では伝わらなく恥をかきました。
僕「〇〇さん!これなげといて下さい!」
〇〇さん「こんな重いのなげられるわけないじゃんw」
僕「冗談はいいのでお願いしますよ~」
〇〇さん「いや…なげるの無理でしょ?!」
…またやっちまったか俺!!
そして恐る恐る…
僕「…捨てておいて下さい?」
〇〇さん「あー!捨てるってことね!ギャグだったのかw」
違う…。
ギャグじゃないんだ。
秋田では毎日のように使っている言葉なんだよ!!
嗚呼…東京に疲れました。明日僕は秋田に帰ります。
こんな感じ
結局こんな感じのことが数回あったんだよね。東京レベルたけーな。
そんなこんなで3年間東京で生活し、きっちりと標準語をマスターして秋田に帰ってきた当初は…
「標準語になって東京に染まったんじゃない?!」
と言われていましたが、1ヶ月もしたら元の秋田弁に戻ってしまいましたw
また、最近では生まれ育った地元が一番だな!とつくづく感じるようになりました。子供もいるしね!
しかしながら、また東京には行きたいな。新宿駅で半日迷った思い出も懐かしいし、電車の乗り方が難しすぎて死にそうになった時もあったw
機会があれば東京の友達に会いに行きたいと思います。方言という最高のお土産を持ってね!
それではこの辺で。